【どんぐりシリーズ】 シラカシ

2020年8月18日更新

【どんぐりシリーズ】

シラカシ 学名:Quercus myrsinaeffolia 科属名:ブナ科コナラ属 分布:本州(福島県・新潟県以西)、四国、九州 関東地方や中部地方では低山や平野部に多く、西日本では川沿いを中心に分布している。 シラカシは、木材の色が白いに近いことから白樫(シラカシ)と名付けられた。また、常緑樹であるシラカシは、冬になっても紅葉や落葉することがありません。1年中葉が青々としているのが特徴。しかし、シラカシの葉にも寿命があります。葉の寿命は1年です。新芽が出始める4月頃に古い葉が落葉する。

果実は長さ直径1.5㎝~2㎝の卵状の※堅果。風によって受粉が行われ、開花した年の秋にどんぐりができる。縄文時代には食用にしていましたが、タンニンの濃度が高くて渋味があり、そのままでは食べられません。

 

※堅果(けんか)…クリの実やどんぐりのように、皮が堅い果実。下がお椀のようなものに包まれている。

※殻斗(かくと)…クリ・クヌギ・シイ・コナラなどブナ科植物の堅果の一部または全部を包むお椀形または球形の構造。

シラカシどんぐり

シラカシのどんぐりは先端が特徴的。葉っぱやどんぐりがよく似ているアラカシは先端がスムーズですが、シラカシは先端にくびれがあり、段がついています。ここが見分けポイント!

シラカシはこんな感じで二本並んでいます。

シラカシの葉とどんぐり。

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